本日はADHDに陥っている方の不都合を和らげる方法を述べていきます。
昨日は、ADHDが他の「心の不都合」や「心身の強み」によって、隠れてしまい、ADHDの発見が遅れることのお話をしました。
ADHDなのに、そうとは知らずに様々な不都合を抱えている方も多いのではないかと思います。
ただ、これから紹介する方法は、ADHDでない方にも実践ができて、失敗を食い止める方法になると思います。
アドラー心理学は、対人関係などで、勇気がくじかれる「勇気くじき」を解説します。
野菜生活は「ストレスが多い時」の食事です。
〇本日のテーマ 1.ADHD診断 されない時 2.アドラー心理学 人間関係 「批判される時」
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
・精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。
・また、心理学の紹介(今はアドラー心理学)の紹介をしています。
ADHD 対処法 1
このような相談がありました・・・
25歳女性です。会社で、遅刻をついついと繰り返してしまいます。
また、何度も上司から叱責を受けます。また、自宅の鍵など置いた場所を忘れたり、忘れ物が多いです。
忘れ物をなくすために、余裕をもって自宅を出ようと思いますが、どうしても直前になってバタバタをしてしまいます。
また、会社で書類の書き間違えて絶対にいけない箇所が複数あると、書き間違えてしまいます。
あまりに酷いので、ADHDではないかと思ってしまいます。会社であまり目立たずに仕事をしています。どちらかというと内気なほうです。
この方は、多動性があまり見られず、会社では内気な存在として働いているために、注意が足りない程度の人と認識されて、ADHDの発見が遅れているかもしれません。
「おや?」と思ったら、症状がひどくなる前に一度、病院に行って診断を受けることをお勧めします。
ところで、普段からどのような対応をしていけばよろしいでしょうか?
アドラー心理学 人間関係 「勇気くじき」
こんな相談がありました・・・
私の先輩は口が悪くて、何かをするときも「どうしてもっと良くできないのだ」とか、「全くダメだね」「良い所がないね」と、覆いかぶせるように「ダメ」を言ってきます。
また、それだけならば良いのですが、「俺はもっとうまくやるね」とか、「俺ならこうやるね」と、自分の自慢と聞こえるような発言をします。
何人かの同僚は、「あの人、一言多いよね」「なんか自分のことばかり、自慢している」と同じ感想を述べます。
とても嫌な人です。
アドラー心理学では、他人を評価して、とことん否定する人を逆に「勇気がない人」と考えます。また、他人と比較する人も「勇気がない人」とします。
比較は「他人との比較」「過去との比較」「理想との比較」などです。それと比較して、現実の世界を否定します。
それらの「勇気がない人」の行動を「勇気くじき」と考えます。
「非論理的」なことは無視し、「論理的」なことは受け入れ、場合によっては「感謝を心でいう」位で、相手に対応できます。
とりあえず、相手のことに一理ある(論理的な面)と思うと、こちらのイライラも落ち着きます。
さらに相手の不機嫌は「相手の勇気の欠如」からくるので、あなたのせいではありません。論理的なところは受け入れて、後は相手と心の距離をおきましょう。
野菜生活 ストレス対応の食べ物
ストレスにさらされている人は、牡蛎(かき)や、菜の花が良いとされています。
牡蛎を増やす作用があり、ホウレンソウなどと同時に取ると、ストレスが心にかかる負担が和らいでいきます。
菜の花は、漢方でいう「肝を労わる」とされて、血流改善に役立つとされます。
日常的に野菜を食べていると心の病、体の病が防げます。普段からご養生を気を付けることが大切になります。